設定 Clash初心者 VPNとの違い プロキシ入門

Clash Verge RevのTUNモードをWindowsで有効にする設定手順

2026年10月14日 更新日:2026年10月14日 読了目安:約10分

はじめに

Clash Verge Rev の TUN モードを使うと、Windows のシステムプロキシ設定を参照しないアプリの通信も、Mihomo コアで処理できるようになります。たとえば、独自のネットワーク処理を行うソフトや一部のゲーム、コマンドラインツールなどは、システムプロキシを有効にしただけではプロキシ経由にならないことがあります。TUN モードは仮想ネットワークインターフェースを作成し、端末の通信をより広い範囲で Clash に取り込む方法です。

ただし、TUN をオンにするだけで通信先が自動的に最適化されるわけではありません。読み込んでいるプロファイルのルール、プロキシグループの選択、DNS 設定が実際の経路を決めます。また、ネットワーク経路を変更する機能のため、権限不足やほかの VPN ソフトとの競合があると有効化に失敗する場合があります。

この記事で確認すること

必要な準備、Clash Verge Rev での TUN モードの有効化、接続確認、問題が起きたときの切り分けまで、順番に説明します。

1有効化前の準備と権限

設定を変更する前に、Clash Verge Rev と Mihomo コアが正常に動作していることを確認しましょう。TUN モードは GUI だけで通信を処理する機能ではなく、バックグラウンドのコアが仮想インターフェースを作成して経路を設定します。コアが停止している、あるいはプロファイルが読み込まれていない状態では、TUN をオンにしても期待したルーティングになりません。

  • アプリとコア:Clash Verge Rev を起動し、使用するプロファイルが読み込まれていることを確認します。コアの選択欄がある場合は、Mihomo が利用可能な状態か確認してください。
  • 管理者権限:仮想ネットワークインターフェースやルートの作成には、Windows の管理者権限が必要になることがあります。サービスのインストールや起動を求められた場合は、画面の案内に従って許可します。
  • 競合するソフト:ほかの VPN、仮想ネットワークソフト、ファイアウォール製品が同じ経路やインターフェースを管理していると、競合することがあります。原因を調べる間は、不要な VPN 接続を一時的に切ってください。
  • プロファイル:接続先のノードとルールが含まれた有効な設定を用意します。TUN は通信を Clash に取り込む機能であり、プロキシサーバーや接続情報そのものを提供するものではありません。

権限の確認について

Windows のユーザーアカウント制御が表示された場合は、Clash Verge Rev を信頼できる配布元から入手したことを確認してから許可してください。管理者権限が必要な場面は、アプリのバージョンやサービスの導入状態によって異なります。

2WindowsでTUNモードを有効にする

設定画面の項目名や配置は、Clash Verge Rev のバージョンによって異なる場合があります。「設定」内の TUN、ネットワーク、サービスに関する項目を探し、変更後は画面上で状態が有効になったことを確認してください。操作の途中でサービスのインストールや再起動を求められた場合は、その案内を先に完了します。

Clash Verge Revでの基本手順
  1. Clash Verge Rev を起動し、プロファイルを選択して読み込みます。プロキシ一覧にノードやグループが表示されることも確認してください。
  2. 「設定」または「Settings」を開き、TUN モードの項目を探します。バージョンによっては、先にサービスモードやサービスのインストールを有効にする必要があります。
  3. サービスのインストールを求められたら、画面の指示に従います。Windows の確認ダイアログが表示された場合は、発行元と操作内容を確認してから許可してください。
  4. TUN モードをオンにし、必要であればアプリまたは Mihomo コアを再起動します。状態表示が有効になり、エラーが出ていないことを確認します。
  5. メイン画面に戻り、プロキシグループで使用する経路を選択します。ルールモードでは、各通信がプロファイルのルールに従って振り分けられます。

TUN の設定項目に「スタック」「自動ルート」「厳格なルート」などが表示される場合、まずはアプリが提供する標準設定を使うのが無難です。これらは仮想インターフェースの処理方式や、Windows の通信経路をどの程度管理するかに関係します。目的が分からないまま複数の項目を同時に変更すると、接続不能になった際に原因を特定しにくくなるため、一度に一項目だけ変更し、その都度テストしてください。

設定変更のコツ

TUN のオン・オフ、サービスの状態、ルールモードの変更を一度に行わず、操作ごとに通信を確認すると、問題が発生した設定を見つけやすくなります。

3有効化後の接続を確認する

TUN のスイッチが有効になったことだけでは、目的の通信がプロキシを通っているかまでは分かりません。まず通常のウェブサイトを開き、次にシステムプロキシを利用しないアプリやコマンドラインツールを試します。両方で結果を比較すると、TUN が通信を取り込めているかを確かめやすくなります。

  • 接続テスト:Clash Verge Rev の接続ログを開き、テスト対象のアプリを操作した時刻に新しい通信が記録されるか確認します。
  • ルールの確認:ログに表示されるドメインやルール、選択されたプロキシグループを見ます。意図しない「DIRECT」になっている場合は、TUN ではなくプロファイルのルールやグループ選択が原因かもしれません。
  • DNS の確認:ドメイン名で接続できないのに IP アドレスへの接続は可能な場合、DNS の設定や DNS 通信のルーティングを確認します。TUN の設定だけを変更しても、DNS の問題は解消しないことがあります。
  • 通常接続との比較:TUN を一度オフにして同じ操作を行い、再びオンにして結果を比較します。テスト後は、必要なモードへ戻してください。

接続確認では、速度だけでなく、通信先と経路も見てください。たとえばルールモードでは、プロファイルのルールにより一部の通信が直接接続になることがあります。すべての通信を特定の経路に通す必要がある場合は、モードやルールの意味を確認してから変更し、普段使うサイトや社内ネットワークへのアクセスに影響がないかも確かめましょう。

4よくあるトラブルと対処方法

TUN が有効にならない、またはオンにした後で通信できない場合は、最初からプロファイル全体を変更するのではなく、状態を一つずつ確認します。エラーメッセージ、発生した時刻、直前に変更した項目を控えておくと、原因を追いやすくなります。

TUNをオンにできない

サービスが未インストール、停止中、または権限不足である可能性があります。設定画面にサービスに関する状態やエラーが表示されていないか確認し、アプリの案内に従ってサービスをインストールまたは再起動します。Windows を再起動してから再度試す方法もあります。管理者としての起動を試す場合は、信頼できるアプリであることを確認してください。

有効化後にインターネットへ接続できない

まず TUN をオフにして通信が戻るか確認します。戻る場合は、競合する VPN やネットワークソフトを切断し、Clash Verge Rev のルート設定とプロキシグループを確認してください。次に、ログに DNS エラーや接続失敗がないか調べます。プロファイルの更新が必要な場合もありますが、変更前の設定を保存し、修正内容を一つずつ反映することが大切です。

一部のアプリだけプロキシを通らない

そのアプリの通信がログに記録されているかを確認します。記録がある場合は、マッチしたルールと選択されたグループを調べます。記録がない場合は、アプリが独自の通信方式を使っている、対象の通信を除外する設定がある、または別のネットワーク製品が干渉している可能性があります。特定アプリの通信を振り分けたい場合は、そのアプリに対応するルールやドメインをプロファイル側で確認し、TUN の設定とルール設定を混同しないようにしましょう。

元に戻す手順を確認

通信が不安定になった場合は、TUN をオフにして通常の接続が戻るか確認します。ネットワーク設定を複数同時に変更せず、必要に応じて Windows を再起動してから原因を切り分けてください。

設定が安定したら、よく使うアプリ、通常のウェブ閲覧、ローカルネットワークへのアクセスをそれぞれテストしましょう。TUN モードは端末全体の通信経路に影響することがあるため、目的のアプリだけでなく、普段利用するサービスも問題なく動作することを確認してから継続利用するのが安全です。

Clash Verge Rev のダウンロード先や対応プラットフォームを確認する場合は、ダウンロードページをご利用ください。

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