チュートリアル Clash初心者 VPNとの違い プロキシ入門

Clash Verge Revの使い方|サブスク登録からプロキシ切替まで

2026年11月4日 更新日:2026年11月4日 読了目安:約10分

はじめに

Clash Verge Revをインストールしただけでは、プロキシ通信は始まりません。利用するプロバイダーのサブスクリプションを登録し、読み込んだプロファイルを有効にしたうえで、プロキシグループから接続先を選ぶ必要があります。さらに、ブラウザーやアプリの通信をClashに通すには、システムプロキシまたはTUNモードを有効にします。

ここでは、インストール済みのWindows、macOS、Linux版Clash Verge Revを対象に、サブスクリプション登録からノード切り替え、接続確認、トラブル時の確認項目までを順番に説明します。画面の文言や配置はバージョンによって多少異なることがありますが、「Profiles」「Proxies」「System Proxy」などの基本的な項目を目印に進めてください。

この記事で行うこと

プロバイダーから取得したリンクを登録し、プロファイルを更新して、目的に合ったプロキシを選択します。接続できたかどうかをログやブラウザーで確認する方法も紹介します。

事前に準備するもの

有効なサブスクリプションURLとインターネット接続を用意してください。Clash Verge Rev自体がサーバーや通信回線を提供するわけではないため、利用するプロバイダーとの契約が別途必要です。

1サブスクリプションを登録する

サブスクリプションURLは、サーバー情報やルールを取得するための専用リンクです。通常はプロバイダーの会員ページにある「Clash」「Mihomo」「サブスクリプション」などの項目からコピーできます。通常のウェブページURLやログイン画面のURLではなく、Clash用として案内されているリンクを選んでください。

  1. Clash Verge Revを起動し、左側のメニューからProfiles(プロファイル)を開きます。
  2. 新しいプロファイルを追加する操作を選び、プロバイダーからコピーしたURLを入力欄に貼り付けます。
  3. 必要であれば、後から識別しやすい名前を設定します。複数の契約やテスト用設定を使う場合は、提供元や用途が分かる名前にすると管理しやすくなります。
  4. 追加またはインポートを実行し、ダウンロードが完了するまで待ちます。プロファイル一覧に項目が表示されたら、その項目を選択してアクティブにします。

登録直後にノード一覧が空のままの場合は、まず該当プロファイルの更新ボタンを押してください。取得に成功すると、プロファイルに含まれるプロキシグループやルールが読み込まれます。自動更新の設定がある場合でも、初回は手動で更新し、正常に読み込まれることを確認しておくと安心です。

サブスクリプションURLの取り扱いに注意

URLには契約情報や利用者を識別する情報が含まれる場合があります。公開チャットやSNSに貼り付けたり、第三者へ転送したりしないでください。漏えいした疑いがある場合は、プロバイダー側でリンクを再発行してください。

プロファイルを更新する

プロバイダーは、ノードの追加・削除や接続情報の変更を行うことがあります。接続先が見つからない、以前使えたノードが失敗する、利用可能なサーバーが増えたといった場合は、Profiles画面で対象のプロファイルを選び、更新を実行します。更新後は、アクティブなプロファイルが意図したものになっているかも確認してください。

更新に失敗する場合は、URLの前後に空白が入っていないか、コピー漏れがないか、契約の有効期限が切れていないかを確認します。ネットワーク自体が切断されていると取得できないこともあります。プロバイダーが指定している変換形式や専用リンクがある場合は、一般的なClash用URLではなく、その案内に従ってください。

2プロキシを選んで切り替える

プロファイルを有効にしたら、左側のProxies(プロキシ)を開きます。ここには、プロバイダーが配布したノードや、複数のノードをまとめたプロキシグループが表示されます。グループ名はプロファイルごとに異なりますが、「Proxy」「自動選択」「地域名」などがよく使われます。

  1. 接続に使うプロキシグループを選びます。ノードを直接選ぶグループと、複数の候補から自動で選ぶグループがあるため、表示された種類を確認します。
  2. 候補の応答時間を測定するボタンがあれば実行し、結果が返るまで待ちます。遅延の数値が小さいほど応答が速い目安になりますが、数値だけで安定性や実際の速度が決まるわけではありません。
  3. 利用したい地域や用途に合うノードをクリックして選択します。選択状態が変わったことを確認してから、ブラウザーなどで接続を試します。

自動選択グループは、設定された条件に基づいて候補を選ぶ方式です。手動でノードを決めたい場合は、同じ画面にある地域別または個別ノードのグループを開きます。グループによっては、クリック後にサブグループが表示されます。目的のノードが見つからないときは、選択中のプロファイルとグループの階層を見直してください。

ノードを選ぶときの目安
  • 普段使い:遅延が安定しており、接続失敗の少ないノードを選びます。
  • 特定の地域が必要:利用するサービスの条件に合わせて地域を選びます。地域名だけで利用可否が保証されるわけではありません。
  • 速度を比較したい:複数候補で測定し、時間帯を変えても結果が安定するか確認します。

ノードを切り替えた後、通信中のアプリが古い接続を維持することがあります。その場合は、対象のページを再読み込みするか、アプリをいったん終了して再起動してください。切り替え直後に一度だけ接続が遅くなっても、DNSの再解決や接続の張り直しによる一時的な現象である場合があります。

3システムプロキシを有効にして接続を確認する

ノードを選択しただけでは、パソコン上のすべてのアプリが自動的にClashを利用するとは限りません。一般的なブラウザーやデスクトップアプリの通信をClash経由にするには、メイン画面のSystem Proxy(システムプロキシ)を有効にします。OSのプロキシ設定をClashが管理し、対応するアプリの通信をローカルのプロキシへ送る仕組みです。

  1. Clash Verge Revのメイン画面に戻り、System Proxyのスイッチをオンにします。
  2. OSからネットワーク設定の変更を求められた場合は、アプリが信頼できる配布元のものであることを確認したうえで許可します。
  3. ステータスが有効になったことを確認し、ブラウザーで複数のウェブサイトを開いて接続を試します。
  4. Proxies画面で選択したノードが変わっていないか確認し、必要であれば別のノードでも再テストします。

一部のゲーム、コマンドラインツール、システムサービスは、OSのシステムプロキシ設定を参照しないことがあります。そのような通信も含めて端末全体を制御したい場合は、Clash Verge Revの設定にあるTUNモードを検討します。TUNモードは追加の権限やネットワーク設定が関係するため、まず通常のSystem Proxyで動作を確認し、必要な場合にだけ有効にするのがおすすめです。

使い終わった後の確認

プロキシを使わないときはSystem Proxyをオフにしてください。アプリを終了した後もOS側の設定が残っていると、通常の通信に影響する場合があります。オフにした後、OSのプロキシ設定が元の状態に戻っているか確認しましょう。

接続できないときの確認項目

接続に失敗したときは、設定をまとめて変更するのではなく、プロファイル、ノード、システム設定の順に切り分けます。画面下部やログ画面にエラーが表示されている場合は、発生時刻とメッセージを記録しておくと原因を追いやすくなります。サブスクリプションURLなどの機密情報を含むログを、確認せずに公開しないでください。

  • プロファイルが読み込めない:URLの入力ミス、契約の期限、インターネット接続を確認します。提供元がClash Verge RevまたはMihomo向けとして案内している形式かどうかも確認してください。
  • プロファイルは読み込めたがノードがない:Profiles画面で更新を行い、対象のプロファイルがアクティブかを確認します。プロバイダー側の障害や利用枠の状態も確認してください。
  • ノードの遅延測定が失敗する:測定先への通信が制限されている場合や、ノードが停止している場合があります。別の候補を試し、測定結果だけでなく実際のウェブ接続も確認します。
  • ブラウザーだけ接続できない:System Proxyがオンか、ブラウザー側に別のプロキシ設定や拡張機能がないかを調べます。別のブラウザーで同じ結果になるかも確認します。
  • 一部のアプリだけ接続できない:そのアプリがシステムプロキシを利用するか確認します。対応していないアプリでは、TUNモードやアプリ固有の設定が必要な場合があります。
  • Clashを終了しても通信がおかしい:System Proxyをオフにし、OSのネットワーク設定に不要なプロキシが残っていないか確認します。必要ならアプリを再起動し、ネットワークを再接続してください。

変更を加えた後は、一度に複数の設定を触らず、毎回同じサイトやアプリで再確認します。これにより、どの操作が改善または悪化につながったかを判断しやすくなります。バージョン固有の不具合が疑われる場合は、Clash Verge RevとMihomoコアのバージョン、OS、エラー内容を控えて、公式の配布元やプロバイダーの案内を確認してください。

基本の流れは、サブスクリプションを登録し、プロファイルを更新・有効化し、プロキシグループでノードを選び、System Proxyで通信を通す、という順番です。この順序を守れば、問題が起きた場合も原因を切り分けやすくなります。普段利用するノードを一つ決めておき、接続が不安定なときに比較できる予備ノードも確認しておくと便利です。

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