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Clash Verge Revでルールプロバイダーを設定する方法|自動更新対応

2026年8月20日 更新日:2026年8月20日 読了目安:約10分

ルールプロバイダーとは?

Clash Verge Rev のルールプロバイダーは、インターネット上で公開されているルールセットを外部URLから読み込み、定期的に更新するための機能です。通常、Clashの設定ファイルへ大量のドメインルールを直接書き込むと、設定が長くなり、内容の修正やメンテナンスも難しくなります。ルールプロバイダーを使えば、広告ブロック、プライバシー保護、動画サービス、国内サービスなどのルールを用途別に分けて管理できます。

例えば、動画サイトは「動画」グループへ、海外サービスは「Proxy」グループへ、広告やトラッカーは「REJECT」へ振り分けるといった構成が可能です。ルールの配布元が内容を更新すれば、利用者はClash Verge Rev側で再取得するだけで最新のルールを適用できます。

この記事でできること

ルールプロバイダーを登録し、ルール本体を読み込み、実際の通信に適用されているかを確認するまでの流れを理解できます。

1設定前に確認するポイント

ルールプロバイダーを追加する前に、使用しているClash Verge Revのコアが外部ルールプロバイダーに対応しているかを確認してください。現在の構成では、一般的にMihomoコアを利用します。ただし、アプリのバージョンや表示言語によって、メニュー名が「Profiles」「設定」「Config」など異なる場合があります。

  • 有効なプロファイル: ルールプロバイダーを追加する対象のYAMLプロファイルを、Clash Verge Revで読み込んでおきます。
  • 安定したURL: ルールセットの配布元URLが、ブラウザーで開いたときに正常に応答することを確認します。
  • プロキシグループ名: ルールで指定するグループ名と、実際のプロファイル内にあるグループ名を一致させます。
  • 形式の確認: Mihomoでは、ルールプロバイダーの形式として通常 yaml または text を指定します。

配布元には注意

出所が不明なルールセットには、意図しない遮断ルールや外部サイトへの誘導が含まれる可能性があります。信頼できる公開プロジェクトや、自分で内容を確認できるURLを使用してください。

2ルールプロバイダーの基本構造

ルールプロバイダーは、主に「名前」「取得元URL」「形式」「更新間隔」「動作確認用のルール」という要素で構成します。次の例では、動画サービス用のルールを外部URLから取得し、12時間ごとに更新します。URLは説明用の例なので、実際には利用する配布元のアドレスへ置き換えてください。

ルールプロバイダーの設定例
rule-providers: streaming: type: http behavior: classical format: yaml url: https://example.com/rules/streaming.yaml path: ./ruleset/streaming.yaml interval: 43200 proxy: DIRECT rules: - RULE-SET,streaming,Proxy - MATCH,DIRECT

streaming はプロバイダーの識別名です。type: http はHTTP経由で取得すること、behavior: classical は通常のルール集合として扱うことを示します。path はダウンロードしたファイルを保存する場所、interval: 43200 は更新間隔を秒で指定した値です。最後の RULE-SET 行で、取得したルールをどのプロキシグループへ送るかを決めます。

主要パラメータの意味

項目 役割 設定時の注意
type 取得方法 通常は http を使用します。
behavior ルールの種類 classicaldomainipcidr を配布元に合わせます。
format ファイル形式 配布ファイルがYAMLなら yaml、1行1ルールなら text です。
interval 自動更新間隔 短すぎる間隔は配布元や通信環境に負担をかけます。

3Clash Verge Revで登録する手順

ここからは実際にルールプロバイダーを登録します。画面構成はリリースによって少し異なりますが、基本的な考え方は同じです。まず対象プロファイルのバックアップを作成し、編集後に必ず構文エラーがないか確認してください。

画面上での操作手順
  1. Clash Verge Revを起動し、「Profiles」またはプロファイル一覧を開きます。
  2. 現在使用しているYAMLプロファイルのメニューから、編集またはファイルを開く操作を選択します。
  3. 既存の rule-providers: の下へ、プロバイダー名と取得設定を追加します。すでに同じ項目がある場合は、重複した名前を使わないでください。
  4. rules: セクションに RULE-SET,streaming,Proxy のような行を追加します。
  5. 保存後、プロファイルを再読み込み、エラー表示が出ていないことを確認します。
  6. ルールプロバイダーの一覧に移動し、対象プロバイダーの更新ボタンを押して初回取得を実行します。

インデントが重要です

YAMLはスペースの位置で階層を判断します。タブを混在させず、同じ階層は2つの半角スペースでそろえると、読み込みエラーを防ぎやすくなります。

ルールプロバイダーをGUIから追加できるバージョンでは、名前、URL、形式、更新間隔を入力して保存します。その後、実際のルール参照はプロファイル内の RULE-SET で行います。プロバイダーを登録しただけでは通信に適用されないため、この2段階を必ず行ってください。

4正常に読み込まれたか確認する方法

登録が完了したら、設定画面に表示される状態だけでなく、ルールの内容と通信結果を確認します。プロバイダー名の横に更新日時やルール件数が表示されていれば、ファイルの取得に成功している可能性が高いですが、それだけで振り分けまで完了したとは限りません。

  1. 取得状態を確認: プロバイダーの状態がエラーになっていないか、最終更新時刻が現在に近いかを確認します。
  2. ルール件数を確認: ルールが0件の場合は、URL、形式、配布ファイルの構造を見直します。
  3. ルール一覧を確認: 対象ドメインがプロバイダー内に含まれているか検索します。
  4. ルールの順序を確認: より上にある広いルールが先に一致すると、目的の RULE-SET まで到達しません。
  5. 接続先を確認: Clash Verge Revの接続ログやルール画面で、対象通信が意図したグループへ送られているか確認します。

テストは1つのドメインから

最初から複数サービスを同時に検証せず、対象ドメインを1つ選んで確認します。期待するプロキシグループへ振り分けられた後、別のドメインやアプリでも動作を確認すると原因を切り分けやすくなります。

5更新エラーと適用されない場合の対処

ルールプロバイダーが更新できない場合、最も多い原因はURLの誤り、配布元の一時的な停止、形式の指定ミスです。まずURLをブラウザーで開き、ファイルがダウンロードできるか確認してください。ログイン画面やHTMLページが返ってくる場合、そのURLはルールファイルの直リンクではありません。

  • 取得エラー: URLの綴り、HTTPS証明書、配布元のアクセス制限を確認します。必要に応じて一時的に proxy: DIRECT を外し、プロキシ経由で取得できるか試します。
  • 形式エラー: YAMLファイルなのに text を指定していないか、逆に1行形式のリストへ yaml を指定していないか確認します。
  • ルールが効かない: RULE-SET のプロバイダー名、プロキシグループ名、ルールの記述順を確認します。
  • 更新後に動作が変わった: 配布元のルール内容が変更された可能性があります。更新前のファイルやプロファイルをバックアップしておくと、問題発生時に戻せます。

自動更新の間隔は、頻繁に変化する広告リストでも数時間から1日程度で十分です。更新頻度を極端に短くしても接続品質が必ず向上するわけではなく、配布元の制限にかかる場合があります。安定性を優先し、更新後は必ずログとルールの適用結果を確認してください。

運用のコツ

プロバイダーごとに用途を分け、名前を分かりやすく付け、重要な設定変更の前にはプロファイルをバックアップしましょう。小さく追加して検証することが、安定したClash環境を作る近道です。

ルールプロバイダーを正しく使えば、巨大なルールファイルを毎回手動で編集する必要がなくなり、Clash Verge Revの設定を整理しながら最新状態に保てます。最初は信頼できる1つのルールセットから始め、取得状態、ルール順序、接続先の3点を確認しながら、必要な用途だけを段階的に追加してください。

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